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「さをり織り」とは

布を織るのではなくて、自分を織るのです。
織るという動作を通して、
絵を描くことや詩を書くことと同じ目的を持って、
見えない自分をみつよようとする行為なのです。
城 みさを

「さをり」は1968年に大阪堺市の主婦・城みさを(当時57歳)が始めた、年齢や障がいなど関係なく、自由に好きに好きに自己表現ができる手織りです。
人は誰しも生まれた時から、それぞれが既に感性をもっています。
その感性の力「感力」を使って、自由にさをりを楽しむことができます。この持って生まれた「感力」を潰さず活かすために、さをりでは教えるのではなく、その人のやる気を引き出す「教えないで引き出す」指導を大切にしています。

さをりには見本や手本はなく、失敗や間違いもありません。ひとつひとつそれぞれに個性と魅力があると考えます。布の端がはみ出していたり、糸をとばして織っていたりすることも、それは自由なさをりの表現なのです。その時の気持ちを好きに好きに織り込んでいくのです。たとえ家族であっても、製作中は手出しできないのです。

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現在さをりではこの考え方をもとに、単なる「織り」という枠組みを超えた幅広い社会活動も行っています。
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